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2005年11月30日 (水)

魔のブレーカー地獄

ある日の出来事です。
高校生のアルバイトが言いました。
「あれ、このコーヒーマシン動いてないよ。故障かなあ」
彼女はスイッチを入れたり切ったりしましたが動いてくれません。
ほぼ同時にキッチンではこんな会話が交わされていました。
「何か息苦しくないかなあ」
言われた方もそう思っていたので、
「確かに、何かおかしいなあ。そう言えばいつもより静かだぞ。あ、ファンが回っていない」
キッチンには、吸気ファンと排気ファンがあり、常に中の空気を入れ換えています。
「レンジも止まってるよ、どうしよう」
何が起こったのでしょうか?

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2005年11月29日 (火)

ファミレス界の名クック

ファミレスは同じチェーンであれば、どこでも同じ味の料理が楽しめるはずでしたが、最近は残念ながらそうはいかなくなってきています。
ファミレスでは、プロの調理人を使っていません。
調理師の資格を持っているのも、店長一人というところがほとんどだと思います。
もっとも、調理師の資格と料理ができることとは関係ありませんが・・・
ファミレスでは、料理を一度もしたことがない高校生男子でも、3ヶ月後には、一人前に育てます。
何故そんなことができるかというと、普通の料理人が長年の修行で体得する技術を、誰にでも分かる数値にしてマニュアルを作っているからです。
たとえば、料理をしたことがない人間にフライパンでハンバーグを焼いてみろと言ったとします。
おそらく、火が強すぎて表面だけ焦がしてしまうか、火が弱すぎて中の水分が抜けてしまうかどちらかだと思います。
どのくらいの温度で、どのくらいの時間焼けばいいか知らないから、失敗をします。
料理人の世界ではこういう事を修行によって、先輩から盗み取っていたのです。
だから、一人前になるのに何年もかかっていたのです。
ファミレスでは、そんなことはしていられません。
何年もかけていたら、一人前になる前に高校生は卒業してしまいます。
ではどうするのか。

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2005年11月28日 (月)

99番目のレストラン

99番目のレストランと言う題名は、昔僕が副店長の頃、在席していた店のチェーン全体での成績順位です。
売り上げ低迷、人員不足、競合店の開店、利益の減少と問題山積の店でした。
レストランとして、最悪のスパイラルに突入していました。
そして、地主との契約更改を一年後に控えたある日、一つの決定が下されました。
10ヶ月後に、店の利益構造が改善されなければ、契約更新はしない。
つまり、店舗は撤退し閉店とする。
僕を始め社員は落ち込みました。
いつのまにか、従業員にも事態が知れ渡り、パートの主婦の中には退職を考える人も出てきました。
さらに、前から胃の調子が思わしくなかった店長が胃潰瘍で入院し、休職になってしまったのです。
閉店の危機を300日後に控え大ピンチの店に、一人の店長が赴任してきました。
その新店長は、本部から異動してきた人でした。
長く本部の商品部にいた人で、店舗経験はあまりない方でした。
その店長は、店が抱えた数々の問題に対して、今まで自分たちが考えてもみなかった解決方法を提案してくれました。

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2005年11月25日 (金)

5度になったら車は凍る

昨日は、早朝6時出勤でした。
この時期になってくると朝がつらいです。
寒さだけなら我慢しますが、やっかいなのが車のフロントガラスにつく霜です。
早朝の霜は、しつこいです。
一度削り取っただけでは、走行中に空気中の水分が再び張り付いて前が見えなくなってしまいます。
エンジンが温まり、エアコンの温風でフロントガラスの氷を溶かすことができるようになるまで危険です。

運悪くぎりぎりの時間に起きた朝、ガラスが凍っていたら。
エンジンが温まるのを待っていては、遅刻するかもしれません。
そんな時はどうするか・・・

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2005年11月24日 (木)

アルバイト採用面接に落ちない方法

アルバイトの採用面接に受かるコツはなんだと思いますか?
面接者はアルバイトの採用不採用を何で判断してるでしょうか。
多くのファミレスで、アルバイトの採用不採用は店長に任されています。
面接は店長か副店長がすることになると思います。
企業の採用活動とは違うので、面接に時間も手間もあまりかけられません。
30分程度の面接で全てを決めます。
どうしたら、採用してもらえるんでしょうか?

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2005年11月23日 (水)

事故と鰻と缶ビール part 2

[事故と鰻と生ビール part 1] より続く

手帳を見直した警察官は、となりにいた若い警官に懐中電灯を渡すと、こちらに向き直りました。
「ちょっと詳しく聞かせてください、それから免許証はありますか」
何だか話が変な方向に進みそうなので、先手を打って、
「一時間前に、店に来ていたお客さんなんですよ。斉藤さんです」

一時間ほど前、そのお客さんは一人で入ってきました。
アルバイトの阿部君は、食事で裏に下がっていたので、僕はホールに出ていたんです。
在席は3組、常連の客ばかり。
追加のオーダーもなく、まったりとした時間でした。
僕は、来週のスケジュールを見ながら、調整が必要な日曜日の応援を誰に頼もうかと思案していました。
その時、一人のお客さんが入ってきました。
あごにひげを生やし、作務衣を着て傍らにサイドバッグを抱えていました。
ひげはよく手入れされており、そのおかげで僕は斉藤さんのことを思い出すことができたのです。
斉藤さんは、生ビールとフライドポテトを注文し、雑誌を読んでいました。

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2005年11月22日 (火)

事故と鰻と缶ビール part 1

それは、数年前の秋の終わりのことでした。
当時僕は、国道沿いにある某ファミレスの副店長でした。
深夜のファミレスには、いろんな人がやって来ます。
僕が裏で仕事をしていると、アルバイトの阿部君が知らせに来ました
「マネージャー、変な人が来てるんですけど、ちょっとお願いします」古株アルバイトの阿部君、大学3年生。
少々あわてています。
酔っぱらいでも来たかと思って出て行くと、真っ青な顔をした男が、立っていました。
「電話をしてもらえませんか?」
彼は、手を小刻みに震わせながら言いました。
電話を貸してもらえないかと言ったのかと、一瞬思ったけれど、店には公衆電話もあります。
「どこに電話していいか、分からないんです」彼は続けます。
「どういうことですか」
彼の言っていることを僕は、理解できませんでした。
「車で人を轢いちゃったんです、どうしたらいいですか」
「え?・・・」
状況がすぐにはのみこめませんでした。
「それで、ケガの程度はどうなんですか?」
「怖くて見ていないんです、どうしたらいいでしょう」
「そんな、無責任な」僕はジャケットに腕を通すと外を見ました。

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